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ドラマ「新聞記者」は、望月衣塑子(もちづきいそこ)さんの著作を原案に、映画と同じ藤井監督がメガホンをとり、Netflixで発信されています。
この記事では、「新聞記者(Netflix)」のモデルとなっている事件や人物についてまとめていきます。
新聞記者(Netflix)は実在の事件をモデルにしている?
「新聞記者」の著者である望月衣塑子さんは、中日新聞の新聞記者です。
この著書には、望月さんがなぜ新聞記者として頑張っているかや、追いかけてきた事件が記されています。
映画のテーマになったのは加計学園と思われますが、Netflixのオリジナルドラマでは森友学園問題がモチーフになっています。
加計学園も森友学園も、同じころに起きたので「モリカケ問題」と言われています。
この実話をもとに、ノンフィクション的にドラマが再現されています。
森友学園問題は、平成28年に内閣総理大臣や財務局の汚職が疑われた事件です。
学校法人「森友学園」が、国有地を安く売却され、その取引が公表されなかったことに端を発しています。
この学園の名誉校長が総理の妻であったことから、総理の関与があったのではないかという疑惑が、翌年から追及されていきました。
さらに、その関与を隠蔽するために財務局で文書を改ざんしたという疑惑も浮かび上がりました。
文書改ざんに関わった財務省職員の一人が自殺しましたが、この問題に関わった全員が不起訴になっています。
新聞記者(Netflix)に登場する人物のモデル
新聞記者(Netflix)は、森友学園問題をノンフィクション的に描いているので、ドラマに出てくる人物には、実在のモデルがいます。
吉岡秀隆さん演じる財務局職員は、実際に亡くなられ公務災害認定された近畿財務局の方がモデルとなっていると思われます。
望月衣塑子さん~松田杏奈のモデル
松田が官房記者会見で、執拗に質問をするシーンは、望月衣塑子さんの実際の姿と重なっています。
記者会見の質問は、通常1人2~3問で10分程度です。
しかし、望月さんは、40分間かけて23回の質問を繰り返したことがありました。
数々のバッシングを受けているところも、ドラマの中で再現されています。
赤木俊夫さんの妻~鈴木真弓のモデル
2020年3月に、赤木俊夫さんの妻が国と財務省理財局長を提訴しました。
赤木さんの手記や遺書も公開されています。
ドラマでは、鈴木真弓が、夫が何故亡くなったのかの真実を知りたいという気持ちで動いていました。
寺島しのぶさんの名演技が光っていました。
実際は、2021年12月に国が賠償請求を認め、国との民事裁判は終わっていますが、元局長との裁判は続いています。
佐川宣寿さん~毛利財務局長のモデル
国会で森友学園問題の文書改ざんについて証人喚問を受けています。
学園問題は自身に全責任があると陳謝され、刑事訴追を受ける可能性があるとして証言を拒否されました。
ドラマでは、「アバランチ」で首相役だった利重剛さんが演じ、退職してからの苦悩を表現されています。
ドラマの中での悪役(中川や豊田)のモデル
ドラマ新聞記者では、主人公側が正義であれば、悪役となっているのは、総理補佐官の中川久志や内閣官房参与の豊田進次郎です。
この悪役のモデルとしては、いくつかの実在の方々が挙げられますが、複数の方の事件や事案を切り取って描いているようです。
毛利局長に「お疲れさまでした。」という中川は、政治家として有名な方を連想してしまいます。
また、逮捕直前に取り消しになった豊田は、コメンテーターでも有名な方のイメージです。
しかし、名誉を傷つけることになってはいけないので、あえて実名は挙げないようにしたいと思います。
新聞記者(Netflix)のモデルについてまとめ
新聞記者(Netflix)は、実際にあった森友学園問題をモチーフにし、実在の方々もモデルになっています。
このドラマを通して、私たちも日本人として自分にできることを考えたいものです。