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前話では新聞記者の松田は、学園問題を担当することになります。
学園問題は、総理夫人の関与と国有地売却が国会で糾弾されていました。
この記事では、ドラマ「新聞記者」2話のネタバレあらすじ解説と、感想をまとめていきます。
新聞記者 2話のネタバレあらすじ解説
松田は、病院へ兄の見舞いに行きます。
松田の兄は、内閣官房で参与として活躍していました。
しかし、助成金をめぐった内部告発をしたことから、脅され体調不良となり、植物状態になってしまったのでした。
松田は、以前、元気だった兄と楽しく食事をしたことを思い出します。
その頃、村上は学園問題を追及している人物を捜すように、上司から命じられていました。
情報を探していると、新聞記者の松田の写真が目につきました。
村上は、一度、「学園のことで知っていることを教えてほしい。」と、松田から声をかけられていたのです。
そして、松田の両親が事故で死んでいることを知ります。
また、松田の兄が康平であったことも分かり、村上は驚きます。
康平は、村上の仲の良かった先輩だったのです。
一方、中部財務局の鈴木は、文書改ざんの件で精神的に追い詰められていました。
やっとの思いで仕上げた作業も、国会の答弁によって、また改ざんするように命じられたのです。
「改ざんは犯罪です。」と、訴える鈴木。
しかし、訴えは聞き入れられません。
責任感も倫理観も強い鈴木は、部下を担当から外し、自分一人で作業をします。
家での様子がおかしい鈴木を妻の真弓も、とても心配していました。
「大丈夫?職場で何かあった?」と、聞く真弓に対し、鈴木は妻に心配をかけたくない気持ちから「何でもない。」と、答えるのでした。
松田は、鈴木を訪ね、学園問題の取材をしようとしますが、鈴木は守秘義務のため何も話しませんでした。
鈴木は、松田の名刺を受け取ります。
夜、自宅で鈴木は良心の呵責にさいなまれ、おもわず松田に電話をしました。
しかし、松田は、電話に出ませんでした。
鈴木は、コンビニから資料をFAXで送ろうともしますが、パニックになってやめてしまいます。
次の日、新聞に学園問題の文書改ざんが一面に掲載されました。
内部告発の疑いがかけられ、鈴木は、上司からも怪しまれてしまいます。
国会では証人喚問が行われましたが、「文書改ざんは中部財務局の独断で、総理の指示は全くない。」と、言い切られてしまいます。
とうとう、鈴木は自宅で自殺をはかってしまうのでした。
新聞記者 2話の感想
1話で予想した通り、鈴木が精神的にぼろぼろになっていて、苦しくなりました。
人一倍、責任感が強く部下思いの人だったからこそ、一人で抱えてしまったのだと思います。
松田にも真実を知らせようとしましたが、倫理観と組織の一員としての葛藤が強かったことが伺えます。
おそらく、文書改ざんの指示を出した毛利さんも、ここまで鈴木が追い詰められていることまで考えが及ばなかったのだと思います。
または、見て見ぬふりをすることで国を守ろうとしたのかもしれません。
しかし、あくまでもドラマ上のことですが、毛利さんは、具体的に改ざんの指示を明確にしていました。
毛利さんも、自分の身を守るというより、一国のリーダーを支え、国を揺るがしたくないという気持ちが強かったのだと思いますが、あまりに理不尽なような気がしました。
殿様を守るためなら何でもするという日本の縦社会文化が、悪い面で出ているような気がします。
ドラマの総理や総理夫人も、学園創設についても、最初は悪気があったとは思えません。
それほど問題になるとは思わなかったことが、雪だるま式にどんどん大きなことになったのでしょう。
権力のぬるま湯につかっていて、自分に対する厳しさがなくなり、公私混同をしてしまったのかなと、ドラマを見ていて感じました。
そして、トカゲのしっぽ切りのように末端に罪をきせるのは、あまりに悲しいです。
潔く関わった事実を認め、公人として責任をとってほしいと、改めて思いました。
また、松田の兄と村上の関係も分かってきました。
糸が絡み合うように、松田が何故、真実を追及しようとしているのかの理由も推測できました。
本当のことを告発しようとしていた善良な兄が、巨大権力につぶされてしまった経緯が、彼女の原動力になっているようです。
この事実も、悲しいことです。
新聞記者 2話についてまとめ
学園問題の文書改ざんが内部告発され、新聞記事になります。
国会の証人喚問も始まりましたが、文書改ざんは勝手に中部財務局がやったことにされてしまいました。
文書改ざんに関わった鈴木は、精神的に追い詰められ、とうとう自殺をしてしまいます。