*当サイトのコンテンツは「読者様にとって役に立つ情報であること」を第一優先に作成しておりますが、その過程で商品プロモーションが含まれることがあります。
前話では 学園問題の文書改ざんが内部告発され、新聞記事になり、国会の証人喚問も始まりました。
文書改ざんに関わった鈴木は、追い詰められ、自殺をしてしまいます。
この記事では、ドラマ「新聞記者」3話のネタバレあらすじ解説と、感想をまとめていきます。
新聞記者 3話のネタバレあらすじ解説
鈴木の妻である真弓のもとに、財務局の上司が訪ねてきます。
夫を亡くして失意のどん底にいる真弓に、局長たちは「何か聞いていないか?」と、聞き出そうとします。
真弓は、遺書を見つけていましたが「何も知りません。お帰りください。」と、言います。
局長たちの態度に、違和感を覚えたからです。
鈴木の葬儀には、木下亮も駆けつけました。
亮は、鈴木の甥でした。
母子家庭で育った亮は、鈴木を実の父親のように慕っていたのです。
葬儀には、財務局の人たちは来ていませんでした。
涙にくれる真弓たちをマスコミが容赦なく囲み、真弓たちは疲れ果ててしまいます。
松田も真弓の元に来ていました。
松田は、丁寧にお悔やみを伝え、自殺の前日に、鈴木から着信があったことを話します。
亮は、松田のことを繭から教えてもらい、ネットで見ていたので、驚きます。
しかし、亮の母が真弓を気遣い、「家族の気持ちを考えてください。」と、松田を追い返してしまいます。
真弓は、夫の遺品を財務局に取りに行きますが、30分以上待たされました。
局長たちが鈴木の遺品の中に、文書改ざんの証拠になるものがないかチェックしていたのです。
しかも、局長は、挨拶にもきませんでした。
真弓は、財務局の対応に対して、怒りで震えるのでした。
そして、亮の母のはからいで、鈴木の件をうやむやにせず市民団体に相談することになりました。
市民団体から国への訴訟を勧められた真弓は、悩みます。
その頃、特捜部が中部財務局に強制捜査に入っていました。
段ボール箱にたくさんの資料を押収します。
しかし、5か月後、毛利局長ら関係職員24人は、全員不起訴になってしまいました。
松田は、真実が闇に葬られていくことに憤ります。
新聞記者 3話の感想
第3話は、木下亮が叔父の鈴木のことを慕っていたことが分かりました。
また、松田が、鈴木の妻の真弓と出会う場面がありました。
おそらく藤井監督の手法だと思いますが、複数の人物の表情や動きを重ねて対比させ、内面を想像させる演出に、ぐっときました。
特に第3話では、新聞記者松田の人柄と、財務局の人たちの対応を対比させて、松田の真実を追い求める姿勢を前面に出していたと思います。
松田はメディア側の人間であり、鈴木の妻の真弓からすれば、この出会いはあまり好印象ではなかったように思います。
遺族の感情より、いかに大衆受けをするかどうかが大切で、スク―プによる売り上げをもくろんでいるように思えるからです。
このメディアの姿勢は、国家権力のもと、自分の私利私欲を大切にしている人と同じ図式です。
しかし、松田は、弱い人の声なき声を届けたいという姿勢に、全くブレがありません。
美人でスタイルもいい米倉涼子さんが、地味なパンツスーツを着て、黙々と働く松田の役にキャスティングされたのは、このブレない姿勢にあるのかなとも思いました。
ドクターXの主演等で、強い女性をイメージさせる米倉さんですが、この「新聞記者」のドラマでは、あえてオーラを封印しているように見えます。
その抑えた演技に、心を揺さぶられます。
この役で、米倉さんは、ひとまわり演技力を磨かれたのではないでしょうか?
また、第3話では、木下亮を演じる横浜流星君の演技にも、注目しました。
単にイケメンでアイドルっぽい今どきの青年かと思ったら、微妙な心情を表情で表しているので、なかなか素敵な俳優さんだと思います。
横浜流星さんは、これからすごく人気が上がってきそうです。
新聞記者 3話についてまとめ
鈴木の葬儀が行われますが、財務局の人たちは来ていませんでした。
木下亮は、叔父の葬儀に駆けつけ、新聞記者の松田に会います。
鈴木の妻の真弓は、マスコミに囲まれ、疲れ果てていました。
松田も、亮の母によって追い返されてしまいます。