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「やよいひめ」というイチゴをご存知ですか?
可愛い名前で、どんなイチゴなんだろうと想像がふくらみます。
この記事では、やよいひめの歴史や名前の由来、味・大きさ・食感などの特徴、旬の時期などを解説していきます。
やよいひめとは?歴史や名前の由来は?
やよいひめは、2005年に群馬県で開発されたイチゴです。
群馬の「とねほっぺ」に栃木の「とちおとめ」を交配して育成し、さらに「とねほっぺ」を掛け合わせて誕生した品種です。
群馬のイチゴの出荷量の8割を占めています。
やよいひめの名前は、3月(弥生・やよい)を過ぎても味が落ちないことや、形や見た目の美しさから姫(ひめ)から名づけられました。
3月はイチゴの品質が維持しにくいという課題をクリアし、春からもずっと美味しい品種です。
やよいひめの特徴【色合い・大きさ・味・食感】
見た目の特徴(色合いや大きさ)
やよいひめの色は、明るいオレンジ色がかった赤です。
他のイチゴにはない上品な橙赤色と、果実全体の色がだんだん濃くなっていくところが、やよいひめの特徴です。
暖かくなる3月を過ぎても、果実の色が黒ずみません。
果肉の中も薄い赤で、可愛いです。
平均的なサイズが20グラムと、やや大きめの品種で、イチゴらしいきれいな円錐形をしています。
味の特徴
やよいひめは、糖度が高くまろやかな酸味で食味良好なイチゴです。
平均糖度は、12度以上です。
甘いだけのイチゴではなく、ほどよい酸味が甘さを引き立て、バランスが優れています。
甘さと酸度のバランスは、とちおとめやスカイベリーなどと同様のポテンシャルをもっていることが、やよいひめの特徴です。
香りが高いのも特徴で、さわやかな甘みと香りが、口いっぱいに広がります。
食感の特徴
果肉は固く、輸送性と日持ちに優れています。
しっかりとした果肉は、食べ応えがあります。
日持ちがするというメリットから、生のままで食べることはもちろんのこと、ケーキなどのお菓子の飾りとして使う品種です。
また、急速冷凍された「やよいひめ」や、ドライにした「やよいひめ」も販売されており、食べ応えのある果肉の特徴が生かされています。
やよいひめの食べごろや旬の時期は?
やよいひめは生産地の群馬県を中心に、1月ごろからお店に並びます。
出荷が一番多いのは、2月から3月です。
2月は、特にバレンタインの行事によって需要が高まるようです。
3月になって暖かくなっても、イチゴの美味しさが保たれているのが、やよいひめの特徴なので、3月が旬といえるでしょう。
旬の時期の完熟やよいひめは、明るい赤色の果肉と、断面の美しさも特に優れています。
天候や産地の状況にも左右されますが、5月ころまで店頭に並びます。
やよいひめの特徴についてまとめ
日本のイチゴは、約300種ともいわれています。
その中でも3月(弥生)の姫といわれる「やよいひめ」は、甘さと酸味のバランスのよいイチゴです。
やや大粒で、果肉がしっかりしているので、ケーキの飾りにも使われます。